アスペルガー症候群

アスペルガー症候群とADHDの違い

ADHDとアスペルガー症候群の違いとは

 子どもの問題行動というと、ADHD(注意欠陥・多動性障害)を思い浮かべられる方が多いと思います。

 

 ADHDもアスペルガー症候群も、子供の頃から発症して、社会性の欠如といった症状が代表的なものと考えられます。同じような障害と考えられなくもない「ADHD」と「アスペルガー症候群」ですが、いったいどのような違いがあるのでしょうか。

 

 

落ち着きがないADHD

 授業中に落ち着きがなく立ち歩いたり、友達に話しかけたり、教室から出ていってしまうといった行動が一般的なADHDの症状として知られていますね。

 

 このように、じっと椅子に座って何かの作業をしたり、落ち着いてみんなと同じように振る舞う、といったことが苦手なのがADHDの傾向です。

 

一つのことに没頭するアスペルガー症候群

 アスペルガー症候群の人は、興味のあることに対して没頭したり、思い込みやこだわりが激しいといった特徴があります。

 

 自分の興味のあることであれば、何時間でも椅子に座って作業に没頭できる人も多く、手で描いたとは思えないぐらい緻密な絵画を描きあげるなど芸術面で才能を発揮する人もいます。

 

 

 

つまり、基本的にいつでも落ち着きがなくイライラした様子が見られるのがADHD、自分の興味対象に対しては普通の人よりも集中力を発揮するのがアスペルガー症候群という違いがあるといえるでしょう。

 

※この記事では、ADHDとアスペルガー症候群を比較するために、非常にシンプルな例を用いて説明しています。全てのADHD、アスペルガー症候群で上記の例が当てはまるとは限りません。
 自身の症状がADHD、アスペルガー症候群、あるいはその他の疾患・障害などではないかと疑われる場合は、病院において医師の診断を受けることをおすすめします。



ホーム RSS購読 サイトマップ